風土記の丘に広がる自然の森
はらっぱミュージアム

地域にも開かれた自然の博物館です。敷地の中央にあるクスノキは、はるか昔からこの地を見つめ、見守ってきたシンボルツリー。自然がそのまま残る森にはさまざまな樹木が今も育ち、実をつけ、鳥たちが訪れます。ふかふかした土の上を子どもたちが駆け回り、人々が畑の手入れにいそしむ。世代を越えて人々が集う森が、ここにはあります。

播磨国風土記と姫路

播磨国風土記と姫路

父神の大汝命(おおなむちのみこと)は、気性が荒く行動も激しい子火明命(ほあかりのみこと)に手を焼いていました。そこで、因達(いだて)の神山で子を水汲みにやらせ、その隙に船で帰ろうとします。置き去りにされた火明命は怒って波風を起こし、父の船を壊してしまいました。

船が難破したところ、波が打ち寄せられたところ、積み荷が漂着したところにそれぞれ丘の名前がつけられ、全部で十四あります。フィールトレインの場所は、箕(み)が落ちたとされる「箕形(みかた)丘」。建物の南西、名古山トンネルがある薬師山は琴が落ちた「琴丘」で、城の西公民館の裏は船が難破した「船丘」。東に見える男山は箱が落ちた「筥(はこ)丘」、姫路城がある姫山は蚕(ひめこ)が落ちた「日女道(ひめじ)丘」。また、親子が水汲みに向かった因達の神山は、フィールトレインの北にある八丈岩山とされています。

※比定地については諸説あり

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